この城は韓国では珍しい平坦な場所に、粘土を材料に、正方形に築造された独特な城。城内の広さは62,500㎡(18,906坪) と大きな城だった。境内で当時人々が住んでいた痕跡と先史時代遺物の無文土器や石器類など生活用具が出土した。 口伝によると、仁祖14年(1636)丙子胡乱の際、龍骨大馬夫太の護軍が一夜で築城したという伝説があるが、これは根 拠のない言い伝えに過ぎない。修復後数回にわたる(1976.8.21、1977.5.27)文化財専門委員による現地調査と鑑定に よって、三韓時代に築城された重要な城址と評価された。その後地方記念物に指定され、現在長い歳月や耕地整理 などによる変形から三面の城壁は完全に閉鎖され、一面の城郭(長さ70m、高さ6m、上幅4m)のみ残っている。